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【開業経営コラム】顧客シェアの重要性

2024年10月08日（火）

こんにちは！大阪飲食店開業支援センターの中野です。

飲食店の売上をお客様の種類という切り口で分解すると大きく分けて「新規客」と「顧客」に分けることができます。顧客とは簡単に言えばリピーターです。

当センターのお客様ならわかると思いますが、私はお客様と面談する際に必ず顧客の有無の確認をします。そして顧客を作るためのノウハウをお伝えしています。

それだけ小規模飲食店は顧客の存在が大きいです。

新規客の獲得も当然必要なのですが、力を入れるポイントはやはり顧客の確立なのです。

理由は明確で新規客獲得はオークションマーケティングの勝負になりがちです。
オークションマーケティングとは簡単に言えば広告費を払って行う宣伝活動です。
大手飲食店も存在するマーケットで小規模飲食店がここでトップを取ろうと思うと莫大な費用が掛かるため実質的に不可能なのです。

マーケティングの世界では「1：5の法則」というものが存在します。これは新規顧客の獲得に要するコストは固定客に対するコストの5倍になるというものです。

また、「5：25の法則」というものもあります。これは顧客離れを5％改善すれば利益が25％改善され5％の優良顧客が企業全体の利益の25％を占めるというものです。

上記のように大企業と違い、経営資源が限られている小規模飲食店は、新規顧客獲得への費用をかけるより、固定客獲得に集中する方が経営効率が上がるのです。

顧客シェアの重要性についてはここまででよく分かっていただけたかと思います。
では顧客の獲得・確立はどのようにおこなっていけばよいのでしょうか。

次のコラムから顧客を作る店舗レベルの向上についてお伝えしていこうと思います。



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