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【開業コラム】タンス預金は自己資金になるのか?

2021年03月19日(金)

こんにちは!大阪飲食店開業支援センターの中野です。

本日ニュースで日本の「タンス預金」が初めて100兆円を超えたと報道されておりました。


タンス預金が増えた背景というのは様々かと思うのですが、今回は増えた理由に着目するのではなく、このタンス預金は開業融資において「自己資金」として判断されるかについてご説明します。



まず結論からいくと99%「自己資金」としてみなされません。



えーーーなんでー?と思うかもしれないのですが、金融公庫の審査項目である「自己資金」は単に金額の有無や大小のことではないのです。


金融公庫が自己資金の確認において一番大切にしていることは自己資金を「どのように貯めたか」というプロセスなのです。


そしてそのプロセスの中で公庫は開業者の本気度を確認します。
本当に開業したいなら長期的に計画をたてて必要な資金をコツコツと貯金をするでしょ?という前提で審査をするのです。
ですのでそのような過程を踏んで金額も大きい方は開業への思いが強く、計画性も高く努力もしてきているという好印象を与えることができます。


冒頭で99%認められないと書いたので、じゃあ1%は可能性があるのか?と疑問がわく方がおられるとおもいますが、そのタンス預金が本当に自分のお金だという「完ぺきな証拠資料」があればごくまれに自己資金と認められるケースがあります。


しかし、お札や貨幣に自分の名前が書いてるわけでもないので完ぺきな証拠資料の提出なんてものはほぼないのではないかと思います。ですので個人的には99%不可能と考えています。


また、お金を貸す側として事業用融資である以上、融資した金額がちゃんと「事業用」に使用されるかも一つのポイントです。そういった場合に直前に通帳に移されている金額がもしも見せ金で第三者等から借りたお金だった場合、融資した金額がそっちに回ってしまうのではないかという疑念を抱かれる可能性もあります。


以上を踏まえてこれから開業される方は融資審査という観点から必ず自己資金は通帳にある状態にしましょう。
最低でも融資審査の場面では面談時から遡って6か月から1年程度の通帳の動きを確認されます。


もしタンス預金でいま自己資金をためている方はすぐにでも通帳に移してください。そして今後も給与等の金額は通帳に移して、残高が積み重なっていく状態が半年ほど続けば自己資金としての証明力は高くなっているはずですのでそのタイミングで融資の申し込みをしましょう。


ここからはスピンオフですが、タンス預金と並んで自己資金に関してのよくある質問で自己資金になるかならないかを簡単に説明します。詳しい理由は今回は割愛させていただきます。

配偶者名義の預金→〇

親族名義の預金→×(基本的に生計が別のためありえない)

親族からの借入→△(返済期間の定めがないなどほぼ贈与に近い状態であれば認めらる可能性あり)

退職金→〇

親族等からの贈与→〇(あまりにも金額が大きい場合は贈与税などの問題が発生する場合あり)

友人からの借入→×(友人とはいえ他人のため絶対に返済があるものと判断される)


いかがでしょうか?
融資を受けるための一つのポイントでもある自己資金、結構奥が深いものです。

今回のコラムを参考に少しでも評価につながる自己資金を作っていきましょう。


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